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赤外線放射温度計を用いた不連続性岩盤斜面の安定性の評価

研究課題

研究課題/領域番号 04805048
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎・土質工学
研究機関金沢工業大学

研究代表者

川村 國夫  金沢工業大学, 工学部, 教授 (20023327)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード赤外線放射温度計 / 岩盤斜面 / 不連続面 / 浸透水 / 個別要素法 / 画像処理
研究概要

不連続面を有する岩盤斜面の安定性の評価に,赤外線放射温度計を用いて,危険な不連続面の抽出,特定化を試みた結果,以下のことが明らかにとなり,実際への適用性が高まった。すなわち,
1.岩盤斜面内で浸透水の存在や湧出個所の特定化は,赤外線放射温度計の経時的な温度分布の計測がきわめて有効となった。加えて,とくに,凍結一融解個所についても迅速に,正確に認識できることが明らかとなった。
2.その結果,岩盤斜面内で最も危険視しうる不連続面の抽出,岩盤斜面全体の安定性に強く影響する卓越した不連続面の抽出などが,従来の調査法に比べて,より客観的に,より高精度に実施できることが明らかとなった。また,不連続面の抽出ばかりでなく,落石が危険視される岩塊とその周辺の状況も,かなりの精度で抽出可能となった。
3.以上の成果は,岩盤斜面の安定性の評価法として注目されている個別要素法に組み込まれることにより,対象の岩盤斜面の安定度やその崩壊メカニズムの定量化に大きく貢献することになった。したがって,対策工の種類や規模決定も容易になり,今後の成果が注目される。
このように,赤外線放射温度計による岩盤斜面の安定性への試みは,きわめて有望となり,幾つかの課題(これも本研究で明らかとなったが)を解決すれば、実務への適用性はきわめて高くなったと言って過言ではない。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 川村 國夫: "赤外線放射温度計を用いた岩盤斜面調査技術の基礎的研究" 土木学会岩盤シンポジウム論文集. NO.1. 43-47 (1991)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Kunio Kawamura: "Compaction Control of Coase-Grained Materials" IS Soil Improvement and Pile Found.Vol.1. 256-261 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 川村 國夫: "画像処理技術による鳴き砂の粒度と鉱物組成" 第37回土質工学会シンポジウム発表論文集. NO.1. 124-131 (1991)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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