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甘味タンパク質による味覚受容機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 04806014
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用生物化学・栄養化学
研究機関京都大学

研究代表者

北畠 直文  京都大学, 食糧科学研究所, 助教授 (30135610)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1992年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード甘味タンパク質 / 味覚受容 / 甘味 / トーマチン
研究概要

視覚細胞や神経細胞における情報伝達機構の研究は著しい進展を見せている一方で、同じ化学感覚である嗅覚、味覚についての研究はいまだにその受容体の種類や存在についてさえ不明瞭である。本研究では甘味タンパク質に着目し、そのポリクローン抗体、およびモノクローン抗体の作製を行い、この甘味タンパク質の甘味活性中心の検索、ならびにこれを用いて味覚受容機構の解析を試みた。対象とした甘味タンパク質はトーマチン(Thaumatin)である。このタンパク質は分子量21000の単一のポリペプチド鎖からなり、一次構造のみならず、X線解析による高次構造も明らかになっている。しかし、甘味活性部位がどの箇所に存在するかいまだ決定されていない。本研究においてこの甘味タンパク質に対するポリクローン抗体、およびモノクローン抗体を調製し、種々の甘味物質との阻害実験を行うことにより、活性中心部位の検索を試みた。
マウスを用いて甘味タンパク質トーマチンに対するポリクローン抗体を調製し、これをプローブとして甘味受容体を有する味覚細胞に同定、および受容体の存在を検討した。その結果、ある種のマウスにおいてトーマチン結合の舌細胞を認め、甘味受容体の存在を示唆するデータを得た。また、トーマチンに対するモノクローン抗体を調製した。トーマチンと異なる甘味タンパク質モネリンも同時に用いて、両者に反応するモノクローン抗体、およびトーマチンにのみ反応するモノクローン抗体を得た。現在、これを用いて、甘味活性中心についてさらに検討を進めている。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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