• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

白血球の食作用を調節する血小板由来高分子量物質に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04807027
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関香川医科大学

研究代表者

阪本 晴彦  香川医科大学, 医学部, 教授 (60106549)

研究分担者 山内 周  香川医科大学, 医学部, 助手 (60243755)
田中 澄子  香川医科大学, 医学部, 助手 (70155141)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード人血小板 / 白血球貧食能 / トランスフェリン / アミノ酸配列 / RT-PCR
研究概要

今年度はまず、期限切れ血小板濃厚液から高分子量白血球貧食能亢進因子(1‐MAPP,s‐MAPP)の精製が繰り返され、それを使用して以下の検討が行われた。s‐MAPPについてはN末端及びリジルエンドペプチダーゼで消化された断片のアミノ酸配列よりトランスフェリンとかなりのhomologYを有することが明かとなり、トランスフェリンとの異同が検討された。その結果、s‐MAPPはトランスフェリンのうちマンノサイドを多く含み、糖鎖に特異な構造を持ち、dimerを形成しているものであると考えられた。1‐MAPPのアミノ酸配列はN末端,リジルエンドペプチターゼ消化断片について検討が行われたが、現在のところアミノ酸配列は読み取れていない。
RT‐PCRを使っての血小板内の1‐MAPPに対するm‐RNAの存在の有無の検討に関しては、現在購入した機械を使用してPCR及びRT‐PCR法の技術的問題点を解決したところである。s‐MAPPについては現在までに明かとなったアミノ酸配列をもとに早急に実験を開始する予定である。
血小板とトランスフェリンのincubationによりs‐MAPP活性が得られるかどうかの実験も行われたが、現在のところpositiveな結果は得られていない。方法論的な検討の余地が残されていると考えられる。
血小板放出因子中に含まれる抑制因子(1‐MSPP,s‐MSPP)の精製も現在、進行中であるが、精製が進むに従い活性が消失し、充分にpureな標品は得られていない。
マウス腹腔マクロファージを使用しての実験では人MAPPに対して、マウスマクロファージの反応のあることは明かであるが、詳細な検討は今後行われる予定である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi