研究課題/領域番号 |
04807109
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
|
研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
山中 健輔 久留米大学, 医学部, 教授 (10080821)
|
研究分担者 |
橋本 三四郎 久留米大学, 医学部, 助手 (00268913)
柳田 巌 久留米大学, 医学部, 助手 (50248431)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 慢性関節リウマチ / SubstanceP(SP) / Substance P / Subustance P / Preprotachykinin / in situ hybridization法 |
研究概要 |
我々は、本期間中に慢性関節リウマチの病態においてSubstanceP(SP)を中心とした神経系の関与について研究をすすめてきた。慢性関節リウマチの関節液中には変形性膝関節症の関節液中に比べて有意に高濃度のSPが存在しその濃度はIL-1濃度および関節液中の白血球数と相関すること、そのSPの由来として関節腔内に存在する知覚神経終末の他に、滑膜中に侵潤した細胞がSPを産生している可能性のあること、これらの細胞にSPの前駆体であるpreprotachykininのmRNAの発現すること、リウマチ滑膜培養細胞において、初代培養の種々の細胞が混在している状態では細胞からのSP産生をみとめることなどを報告してきた。これらのことより、慢性関節リウマチの病態には免疫系と神経系の二方向性を持つ密接な関係が存在しており、リウマチ滑膜からのSP産生には種々の免疫細胞やこれらの細胞の産生するサイトカインの働きが重要であると考えられる。 我々はリウマチ滑膜細胞におけるサイトカイン産生に対するSPの影響や、反対に滑膜細胞のSP産生に対するサイトカインの影響についてリウマチ滑膜培養細胞を用いた培養液中のサイトカインやSPの濃度測定やRT-PCRをもちいmRNAレベルでの検討を行なったが、今回は一定の結果を得ることができなかった。今後サイトカインの種類、濃度について再検討し、また他のニューロペプタイドやオピオイドペプチドについて又、これらのレセプターの存在についても検討を加える必要がある。
|