• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

歯槽骨破壊の指標としての歯肉溝滲出液プロテオグリカン

研究課題

研究課題/領域番号 04807137
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関朝日大学

研究代表者

岩山 幸雄  朝日大学, 歯学部, 教授 (70028744)

研究分担者 村橋 慶宣 (村橋 廣宣)  朝日大学, 歯学部, 助手 (00230003)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード歯肉溝滲出液 / プロテオグリカン / 歯槽骨 / 歯周炎 / コラーゲンクロスリンクス / 歯石 / コンドロイチン4硫酸 / 歯肉 / グリコサミノグリカン / 陽性荷電膜
研究概要

本研究は骨代謝マーカーとしてのCS-PG仮説をレベルアップするため、GCF中のCS-PGの由来を検討することを目的としておこなった。
1、GCF、歯肉、血清をSDS-PAGEで泳動後、セルロースアセテート膜にウエスタンブロッティングし、モノクローナル抗体で各サンプルのC4S-PG,C6S-PGを免疫染色した。その結果、両PGのGCFメジャーバンドは血清のそれに一致し、マイナ-バンドは歯肉のそれに一致した。
2、歯肉縁下歯石のCS-PGをセルロースアセテート膜上で二次元電気泳動を行った結果、CS-PGは脱灰縁下歯石に含まれる唯一の硫酸かPGであった。またこれをHPLCによる異性体分析した結果、その大部分はC4S-PGであった。
3、骨コラーゲンに特有の架橋物質であるピリジノリン、デオキシピリジノリンが、GCFに含まれるかどうかELISA法で検討した結果、GCFに検出可能であった。また、イヌの歯周炎モデルに応用した結果、急性炎症時のGCFには多量含まれ、慢性期には低下したが、これは同じモデルでのCS-PGのプロフィールと一致した。
以上の結果、GCF中には血清と歯肉由来のCS-PGも存在することを分子量レベルで明らかにし、歯槽骨を含む深部歯周組織に特異的なものではないことがわかった。しかし、骨には特異な架橋物質がGCFが検出され、CS-PGと同様の動態を示すことは、CS-PGが骨破壊マーカーとなり得ることを示唆した。
歯肉縁下歯石のCS-PGは、血清と歯肉を含む歯周組織代謝産物由来のものと考えられる。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 本田 準虎: "ヒト歯肉縁上ならびに縁下歯石のグリコサミノグリカンの分離とその特性" 日本歯周病学会誌. 34. 630-632 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 柴田 麻紀: "健常歯肉組織における歯肉溝滲出液及び歯肉コンドロイチン硫酸プロテオグリカン" 日本歯周病学会誌. 36(投稿予定). (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.honda: "****Isolation and characteriystion of glycasaminoglycans in Human supra and subginjirml caleulus" J.Japanese Soc. of periodont*l. 34. 630-632 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M.Shibata: "***Chordritin sulfaste cans in **** crebi* fluid and gin* with fenlthy p***t* tissue" J.Japanese Soc. of periodont*l. 36 (in press). (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi