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歯科インプラントによる歯槽骨吸収機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 04807148
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科・放射線系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

加藤 仁夫  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (80147719)

研究分担者 小倉 直美  日本大学, 松戸歯学部, 副手 (10152448)
湊 耕一  日本大学, 松戸歯学部, 助手 (10174088)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードインプラント / Prostagrandin E_2 / Interleukin-1β / 骨芽様細胞NY / Saos-2 / Mecanical stress
研究概要

近年、歯科インプラントは治療法の進歩により臨床で広く応用されているが、一方インプラント装着後、歯槽骨の吸収等によりやむをえず撤去することがある。その理由の一つは、インプラント体に咬合圧という強い慢性的な機械的刺激を繰り返し与えることにより、インプラント体が動揺したり沈下していくことである。このことについての研究は病理組織学的には数多く行われているが、生化学的な研究は少なく、特に骨代謝に関する報告は極めて少ない。そこで、機械的刺激による骨吸収機序の解明を目的に本研究を行った。
骨のリモデリングに関しては数多くのサイトカインなどの細胞内物質が関与しているといわれているが、その中でもProstagrandinE_2(PGE_2)、Interleukin-1β(IL-1β)は骨吸収因子として注目されている。本研究ではヒト骨肉腫より分離した骨芽様細胞NY、Saos-2を用い、細胞培養中(Confluence stageにて)に機械的刺激(Mecanical stress:当研究施設所有のFlexer cell strain unit ;伸展率18%)を加え、培養上清中のPGE_2量、IL-1β量をアイソトープキット(Amersham)を用い測定した。
<結果>1)PGE_2:(1)NY:5分〜12時間測定した結果、Mecanical stressを加えた系はcontrolに比べPGE_2産生が15分値から上昇し12時間値においても有意の差をもって産生能が高いことが認められた。(2)Saos-2:NY同様にMecanical stressを加えた系は上昇傾向が認められたが、有意差は認められなかった。2)IL-1β:Saos-2においてはMecanical stressを加えた系にIL-1β産生能が高い傾向を認めたが、NYでは認めなかった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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