研究課題/領域番号 |
04808002
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
プラズマ理工学
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研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
伊藤 公孝 (伊東 公孝) 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (50176327)
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研究分担者 |
福山 淳 岡山大学, 工学部, 助教授 (60116499)
伊藤 早苗 (伊東 早苗) (現)九州大学, 応用力学研究所, 教授 (70127611)
東井 和夫 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (20093057)
佐貫 平二 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (80109355)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | ディスラプティブ不安定性 / トロイダル・プラズマ / 異常輸送 / 分岐現象 / 磁力線乱雑化 / 乱流 / イオン粘性 / トロイダルプラズマ / 磁場乱雑化 / ディスラプディブ不安定性 / 磁気乱雑化 / 粘性 / 電子粘性 / magnetic trigger |
研究概要 |
この研究では、高温プラズマに於ける様々なディスラプション現象に対し、破壊的諸現象を統一的に見るため、不安定性の発達という見方に変わる、分岐現象という新たな描像を提案した。その分岐をもたらす機構として、「輸送係数」と「不安定モード」の間の連鎖機構を理論的に得た。具体的には、電子の異常粘性(電流拡散)のもたらす非線型不安定性に着目した。プラズマの輸送係数の変化と巨視的MHDモードの成長とを自己無撞着に理論に取り入れた。その結果、(i)巨視的な変形モードの爆発的成長と(ii)急な終焉、さらに(iii)終状態平衡の多様性が説明された。モードの爆発的成長とプラズマ分布の再構成とを司る一貫した機構を解明する事ができた。 さらに、その方法を、微視的の乱流にも適用することで、一層広い研究領域が開拓された。その成果を、"Self-sustained turbulence″理論として新しい異常輸送理論として提唱するに到った。輸送係数の表式を得た。この表式は、今まで知られているさまざまなL-モードの輸送係数の性質を説明できるだけでなく、H-モードやその他の改善閉じ込めモードの輸送現象にも説明を与える。また、この乱流状態には、新しい分岐が存在することを理論的に予言し、プラズし、プラズし、プラズマの崩壊現象の理論を提案するに到った。 以上の研究成果は、当初の研究目的のを果たすだけでなく、一層一般的な問題に適用出来る理論方法が開発された。萌芽的研究として広く且つ深く研究が発展したことは、予想を上回る成果が上がったといえる。
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