• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

X線異常分散効果のパーシャルパターソン法への応用

研究課題

研究課題/領域番号 04808009
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 結晶学
研究機関九州大学

研究代表者

副島 雄児  九州大学, 理学部, 助教授 (10206675)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードX線異常分散 / 超格子構造 / パターソン法 / シンクロトロン放射光 / 構造解析 / X線回折
研究概要

本研究は、研究代表者がこれまでにシンクロトロン放射光を用いて行ってきた、X線異常分散効果を用いた新しい結晶構造解析の開発に関する研究の予備実験、およびその一部を、通常のX線発生装置を用いて、研究室レベルで行なおうとするものである。本研究は、従って、それ自体が独立したものではなく、シンクロトロン放射光を用いた研究に対して、相補的・補助的なものである。
当該年度は、既存のX線発生装置と4軸型自動X線回折計(システム自作)に、給付された金額内でより有効なシステムを完成させるためにモノクロメータ系を整備した。モノクロメータ系はコンピュータコントロールが可能で、白色X線を用いた場合、0.6〜2.0A^^゚程度の波長が自由に選択できる必要があり、これを満足するよう、ソフトウエアーおよび結晶ホルダーを開発した。テストの結果、モノクロメータからの単色X線(但し、高調波を含む)の状態は良好で、充分実験に使用できることを確認したが、今後、長期間の安定性を問うならば、モノクロメータ結晶の温度コントロールを付加する必要があると思われる。
得られるデータの処理・解析方法はすでに開発しており、今後、実験が始動すればただちに結果が得られる。この研究は、研究代表者がドイツザールランド大学のK.F.Fisher教授との共同研究で独自に開発したもので、シンクロトロン放射光による初期の実験が完了したところである。従って、世界的にもまだ同様の研究は例がなく萠芽的で、独創的なものであり、今後の発展が期待されている。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi