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食品中のアルミニウムイオンに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04808012
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関昭和女子大学

研究代表者

福島 正子  昭和女子大学, 家政学部, 講師 (00119314)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードアルミニウムの定量 / アルミニウムのイオン量 / 野菜類 / 果実類 / アルミニウム箔 / アルミニウムイオン量 / アルミニウム定量 / マイクロ波湿式加熱分解 / クロムアズロール法
研究概要

本研究は食品中のアルミニウム量とそのイオン化率を調べたものである。平成4・5年の2ヵ月計画で行ったが,当初は大部分の時間を試料調製およびアルミニウムとアルミニウムイオンの定量方法の検討に費やし,平成5年度にそれらの最終結果を得るに至った。まず野菜13種の無水物1gに含まれるアルミニウムは,ほうれん草が687μg,小松菜が222μg,春菊が117μgと特に多く,次いで大根が13μg,ブロッコリー12μgであった。人参,キャベツ,セロリ,玉葱には7μg前後,レンコン,カリフラワー,かぼちゃには5μg前後含われていた。果実類6種では,キ-ウィフルーツが無水物1g中に22μgとやや高い値を示したが,りんご,柿,いちご,メロン,すいかのアルミニウム含有量は6μg前後であった。また,海藻類のひじきは201μgと高い値を示したが,きのこ類のしいたけ,しめじは各々8μg,6μgで果実類と大きな差はなかった。
なお,これらの無水物試料をpH2の水溶液中に37℃で1または3時間保持した後,クロムアズロールS吸光光度法でアルミニウムイオンを定量し,全アルミニウム量に対するイオン化率を求めたところ,その割合は0〜100%とそれぞれに大きく異なることがわかった。
次に,主として食品包装に使用される市販アルミニウム箔を用いて,アルミニウム溶出量とそれらのイオン化率を調べた。1×2cm,約9mgのアルミニウム箔を5mlの各水溶液に浸漬し,30分間沸騰させ,アルミニウム溶出量を測定したところ,0.1M酢酸,0.1Mクエン酸,0.2Mクエン酸,0.2M塩化ナトリウム水溶液の順に多かった。またそのイオン量は,0.1M酢酸,0.1Mクエン酸,0.2M塩化ナトリウム,0.2Mクエン酸水溶液の順に多く,イオン化率はクエン酸の場合かなり低かった。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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