研究課題/領域番号 |
04808018
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
吉澤 正尹 福井大学, 教育学部, 教授 (30020126)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | コンピュータ / ロボット / シミュレーション / 運動学習 / 運動ロボット / 運動学習指導 / 器械運動 |
研究概要 |
運動教材の中でも、「器械運動」は以下のような点で他の教材となることから、それらを克服するために一般には〓〓以後に示したような指導方法が用いられてきた。 (1)学習者の基本動作に対する経験が極めて少ないことから、器械運動で学習すべき動作の感覚がつかめない場合がある。〓〓学習すべき運動を指導者が示範したり、熟練者が行ったビデオの視聴によって動作を把握させる。 (2)学習の対象となる運動が危険を伴うものであったり、学習者にとって高難度である場合には、実動作の学習の全く取り組めないことがある。〓〓学習者のレベルに合わせて段階的な指導を行うとともに、補助によって十分な安全確保を行う。 本研究では、これら従来の学習指導法に更に、これまでのスポーツバイオメカニクス的な研究から得られた理論を背景として、コンピュータを応用した体育学習指導法の開発という視点から、「鉄棒運動」を中心に理論学習から実動作体験に至る学習指導プログラムを開発・適用した結果、次のようなことが明らかとなった。 1.運動の力学的な側面については、理科の学習内容と関係づけた学習プログラムが効果的であった。 2.学習すべき運動のイメージを身体運動のイメージに結び付ける方法の一つとして、コンピュータやロボットによるシミュレーション・プログラムによる疑似体験が小学生にも積極的に受け入れられた。 3.運動の理論的な学習→身体運動のイメージの疑似体験→実動作のドリル学習というステップを踏むことによって、学習者の学習すべき運動に対する認知レベルや技能獲得のための取組みを含めた学習意欲の向上がみとめられた。
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