研究課題/領域番号 |
04808047
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
清水 静海 筑波大学, 教育学系, 助教授 (20115661)
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研究分担者 |
関口 靖広 山口大学, 教育学部, 講師 (40236089)
杜 威 筑波大学, 教育学系, 助手 (30240683)
能田 伸彦 (能 田 伸彦) 筑波大学, 教育学系, 教授 (80020121)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 図形指導 / 直観 / 思考実験 |
研究概要 |
本研究では、児童・生徒の図形に対する豊かな直観を育成するための指導方法の改善について、その具体的な方向を明らかにするとともに、授業実践を通してその可能性を検討することを目的とする。具体的には、次のことを目的として行われた。 (1)指導方法改善の視点を設定を具体的に設定すること。 (2)(1)で設定した視点の有効性や可能性について中学校レベルの授業実践を通して検証すること。 上述の目的を実現するべく研究を推進した結果、次のことが新たな知見として明らかにされた。まず、(1)に関しては次の3点を挙げることができる。 (1)証明の構想や構成の指導では、アクションによるもの、口頭によるもの、形式的論理によるもののそれぞれを有効に活用した展開が大切であること。 (2)G.ポリアが提唱している機能的手続き(暗示的接近と支持的接近)を導入することによって、証明の構成や構想などの創造的、生産的なアプローチを可能にしてくれること。 (3)E.マッハによって提唱された思考実験のアイデアが図形の学習で有効であること。並行して、これらの原理・原則について、小・中学校における実証授業を重ねそれらの一般性を高めるための事例研究を収集することができた。 ついで、(2)に関しては各種コンピュータ・ソフトやシミュレーション・ソフトの評価を実施したが、多くの場合図形の学習で有効であることが明らかになった。その際、児童・生徒による主体的な活動を促し、その過程で自己選択で活用できるようにすることが必要である。
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