研究課題/領域番号 |
04832034
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
椿 広計 慶応義塾大学, 理工学部, 講師 (30155436)
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研究分担者 |
柴田 里程 慶応義塾大学, 理工学部, 助教授 (60089828)
渋谷 政昭 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (20146723)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 田口メソッド / パラメータ・設計 / 一般線形模型 / 同時要因解析 / Sシステム |
研究概要 |
椿は、鎌倉(中央大)、中野(一橋大)と共に、ワークステーション、マッキントッシュ、IBM-PC環境で欧米を中心に用いられている品質管理・統計ソフトウエアのマンマシンインタフェース及び解析機能の総合調査を行い、有用な実験計画支援ソフトの要求品質を明らかにした。この調査結果は、日本品質管理学会誌に報告した。椿は、またアメリカにおける近年のパラメータ設計応用の動向をAmerican Supplien Institute主催のシンポジウムのブロシーディングを過去十年にわたって検索することにより調べた。この調査により動特性のSN比の応用上の重要性が急速に増していることが分った。この調査結果は、日本科学技術連盟の品質管理誌に報告した。更にこの調査を踏まえ、動特性のSN比の数学的正当化の問題、品質設計支援システムの基本となる位置尺度同時要因解析の一般線形模型に基くアルゴリズムを日本品質管理学会主催のシンポジウムで報告した。渋谷、椿、山本(慶応大)は、この一般線形模型を多特性データ、特に誤差に相関構造のあるデータ及び三次分散関数を有する質的データ等に拡張する基礎研究を進めている。この成果の一部は、応用統計学シンポジウムで報告した。柴田、渋谷は、品質設計支援システムの記述言語となるSシステムの解析支援環境を向上させるために、データ記述文法の整備とそれに基づく半自動的データ解析環境を実現した。この環境は公開されている。また、柴田、渋谷はSシステムを用イたデータ解析戦略全般についても研究を進めており、その成果は成書として出版されている。このような調査、研究を基にSAS行列言語環境での品質設計支援アルゴリズムは既に改訂され完成に近づいている。これをユーザー・フレンドリーなものにすると共に、一層の機能改善を図るためにSに移植する作業が残されている。
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