研究課題/領域番号 |
04832041
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
若林 宏明 (若林 広明) 金沢工業大学, 工学部, 教授 (90011056)
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研究分担者 |
札野 順 金沢工業大学, 工学部, 教授 (90229089)
三原 一郎 金沢工業大学, 工学部, 助教授 (10148140)
村田 英人 金沢工業大学, 工学部, 教授 (10031080)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 環境保全型社会 / 自然調和型都市 / エクセルギー / ソーラー光発電 / 社会的費用 / 環境倫理教育 / 季節蓄熱利用 |
研究概要 |
平成4年度における予備研究の成果を受けて、平成5年度においては、具体的な研究活動を行うとともに、両年度の成果のとりまとめを行い、2年間に及んだ本研究を締め繰った。21世紀環境保全型社会の部分形態の一つは、自律分散型の自然調和型都市において実現されるとして、金沢市犀川水系上流の内川ダムに包蔵される自然エネルギーを利用する社会システム構築の可能性を実験的に検討した。平成5年7月より9月にかけて、犀川浄水場の上流と下流を対象として、エクセルギー(利用可能エネルギー)量を評価し、実用に耐えるものであることを確認した後具体的な冷房実験を実施した。又、21世紀に期待されるエネルギーとして、水素が北陸地方で果す意味と可能性を最新のデータをもとに分析した。(以上若林)クリーンなエネルギー源の一つとして、ソーラー利用が重要である。ソーラー光発電の未来社会に対する貢献の可能性を具体的に検討することを目指して、北陸地方における太陽光発電量を無人測定するためのシステムを製作し、データの蓄積してきた。さらに、エネルギー収率向上の為の実用的な姿静制御架台付パネルシステムを製作し、基本データがとられた。(以上村田)近年、スーパーマーケット、コンビニエンスストアにおける即時的納品を前提とした配送システムが多頻度の商品納入を強要する結果、交通渋滞、排気ガス、騒音等の社会問題を増長している。社会的費用を抑える商品配送問題を数理的に検討する基礎研究が行われた。(以上三原)環境保全型新社会システムの設計にあたり看過できないことは、新しい社会システムの構成員が、今の幼年者達であるということである。即ち、何よりも教育の問題が重要視されるべきで、初等中等教育全体が環境倫理に根ざした教育に進化する必要がある。その為のデーターベースの作成、環境倫理教育システムの構築を課題として残し、本研究を終了した。(以上札野)
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