• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

運動ニューロンに特異的に発現されている細胞接着分子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 04833001
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 分子細胞生物学
研究機関熊本大学

研究代表者

田中 英明  熊本大学, 医学部, 教授 (90106906)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード運動ニューロン / 細胞接着分子 / レトロウイルス ベクター
研究概要

発生過程における組織構築において、細胞表面分子は細胞間相互作用の足場である。我々がニワトリ胚脊髄の粗膜分画からショットガン方式で得たモノクローナル抗体により見いだしたSC1分子は、発生過程に一過性に運動ニューロンの細胞表面に発現される分子量約10万の糖蛋白である。この分子のcDNAをクローニング・シークエンスした結果、免疫グロブリンファミリーに属するこれまで未知の新しい蛋白であり、同じ分子同士がホモフィリックに反応する細胞接着分子である事を明らかにしてきた。細胞接着分子の活性は、細胞培養下では極めて明確であるが、その体内での役割は必ずしも明確ではない。
この研究計画では、SC1の神経系形成における機能解析を行うため三川隆博士(コーネル大学)によって開発されたspleen necrosis virus由来のレトロウイルス発現ベクターにSC1cDNAを組み込み、ウイルスを産製する細胞株を樹立した。次に、そのウイルスをウズラ胚神経管内に注入し、本来SC1を発現しない脊髄介在ニューロンにSC1を強制発現させた場合、その軸索成長がどの様に変化するのか、特に、運動ニューロンと一緒に脊髄から伸び出さないかを調べている。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 田中 英明: "脊髄運動ニューロンのガイダンス因子" 神経研究の進歩. 36. 780-787 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 田中 英明: "細胞接着分子SC1" 蛋白質・核酸・酵素. 37. 2985-2988 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 田中 英明: "ニューロネットワーク形成機構" 実験医学. 10. 1357-1361 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi