• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

惑星固体物質の飛行時間型質量分折器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 04835008
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 惑星科学
研究機関宇宙科学研究所

研究代表者

藤原 顕  宇宙科学研究所, 惑星研究系, 助教授 (70173482)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード飛行時間型質量分析器 / 超高速衝突 / ダスト / 太陽系
研究概要

次世代の太陽系天体探査機の果たすべき多くの観測項目の中で惑星系の起源と進化の観点から重要と考えられるものの一つは,ダストなどの宇宙固体物質の元素ないしは化学組成をin situに,あるいは持ち帰られたサンプルについて決定することであり,本研究ではそのひとつの手法として,飛行時間型質量分析器を開発するのが主な目的である.この目的のために年度内におもにつぎの二つの側面からの研究が行われた.(1)ダスト粒子の組成分折のための飛行時間型質量分析器の製作とテスト:分析器は飛来するダストを衝突させるタングステンターゲットメッシュ,そこででたプラズマを加速するための電界をかけたステンレスメッシュ,電界のない空間中を自由飛行させるドリフト部分,最終的にイオンを検出するマイクロチャネルプレート部から成っている。ドリフト部本体は長さを20cmと極端に短くし,将来の探査機搭載用に備えて軽量化したものとした.製作後小型ダスト加速器につながるチェンバー内に設置し真空テストを行った. 現在1μm程度のサイズの微粒子を約2km/sで飛ばして,分析器に当て,そのプラズマを検出するとともにイオンの種類の違いによる出力波形を観測した.現在分解能を向上させるために実験条件を変えて実験を行っている.(2)固体に高速度固体粒子が衝突したときに出すプラズマや細かい破片の性質などの衝突時の物理過程程を調べておくことが必要である.そのためマクロサイズの固体を現有の二段式軽ガス銃で固体標的に衝突させる実験を行い,プラズマ,微小破片の速度を決定した.

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] NAKAMURA,A.: "Velocity and Spin of Fragments from Impact Disruptions 1.An Experimental Approach to a General Law between Mass and Velocity" ICARUS. 100. 127-135 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] KADONO,T.: "Measurement of Expansion Velocity of an Impact-Generated Vapor Cloud" JGR Letters. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi