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三国遺事の史料的価値について -三国史記との比較を中心にしてー

研究課題

研究課題/領域番号 04F04009
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 東洋史
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

田中 俊明  滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授

研究分担者 河 廷龍  滋賀県立大学, 人間文化学部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード三国遺事 / 三国史記 / 一然 / 信仰 / 書誌 / 神社 / 日本 / 朝鮮 / 金富軾 / 史料 / 日本帝記 / 百済 / 帝紀
研究概要

河は、『韓国古代史入門』3を共同執筆し、そのなかで、「韓国古代の土俗信仰と密教」に関して、三国遺事などの史料の分析を中心に、今までの韓国古代の龍神、山神、初期密教に関する論争を新羅を中心にまとめた。そして、研究史検討をした上で、その論争の問題点やこれからの課題を提示した。また、河は共著者3名とともに「韓國神をまつる日本の神社」をまとめた。5-6世紀には、韓半島の高句麗、百済、新羅、加羅などから渡来人が日本へきて、定着するようになったが、その際に、自分の祖先をまつるために神社や氏寺を建てたことがあり、その神社や氏寺を整理紹介した。それらはいまだに日本のあちらこちらに残っているが、それに関しては韓国の学会などに紹介されたことはあまりなかった。そこで、このようなタイトルの共同研究を経て、本の編集が始めた。分担執筆であるが、河は関西地方を中心に朝鮮からの神様を祭っている神社を訪ねて、その史料や写真など整理して報告した。直接に三国遺事と関わるものではないが、もともと韓半島にいた人たちが、日本に渡り、どのような精神生活をしたかについて考えることは、古代に韓半島における思想史的な問題を扱う上で参考になるものである。さらに河は、『三國遺事史料批判』という単著をまとめた。これは、いままでの三国遺事関係の論文を博士学位論文を中心にして、修正し再考したものである。三国遺事の成立過程を編者、時代、校勘、三国史記、異体字、補充、後注、一貫性などのキーワードを中心に外的また内的な史料批判を行った結果をまとめた。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] 「三国遺事」の日本原典について2004

    • 著者名/発表者名
      河 廷龍
    • 雑誌名

      2002年日韓文化交流基金 訪日歴史学者 論文集

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 「宗高僧伝」元暁関連記事の性格2004

    • 著者名/発表者名
      河 廷龍
    • 雑誌名

      元暁学研究 9

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 韓國古代史入門3・新羅と渤海・2006

    • 著者名/発表者名
      韓圭哲など共著者13名
    • 出版者
      (韓国)新書苑
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 韓國神をまつる日本の神社2005

    • 著者名/発表者名
      辛鍾遠など共著者3名
    • 出版者
      (韓国)韓国学中央研究院
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 三國遺事史料批判2005

    • 著者名/発表者名
      河廷龍
    • 出版者
      (韓国)民族社、
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 百済をもう一度考える(日本語訳)2004

    • 著者名/発表者名
      河 廷龍
    • 出版者
      (韓国)周 留城
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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