研究課題/領域番号 |
04F04202
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
福島 道広 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授
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研究分担者 |
HAN Kyu-Ho 帯広畜産大学, 畜産学部, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 有色馬鈴薯 / ポテトフレーク / 腸内環境 / 抗酸化効果 / 肝障害誘発 / 抗酸化活性 |
研究概要 |
試作品有色ポテトフレークの健康機能性について 以前、有色馬鈴薯(北海92号(紫),北海91号(赤))からポリフェノールを抽出し、この抽出物をガラクトサミンにより肝障害を誘発したラットに投与して、その障害抑制効果について確認した。今回は試作品有色ポテトフレーク(キタムラサキ、北海91号、北海92号)をラットに4週間投与した時、抗酸化効果及び腸内環境への影響腸内環境に及す影響を調べた。 (1)抗酸化効果:肝臓中の抗酸化酵素、SOD及びグルタチオンペルオキシダーゼ等遺伝子発現が有色ポテトフレーク投与で対照群に対して有意に高い値を示した。さらに北海92号投与群の血清中の抗酸化能が対照群に対して有意に高い値を示した。 (2)腸内環境への影響:盲腸内容物重量は各投与群に有意な差はみられなかったが、盲腸内pHは全ての有色ポテトフレーク投与群が対照群に対して有意に低い値を示した。内容物中の短鎖脂肪酸濃度は酢酸、プロピオン酸、酪酸および総短鎖脂肪酸において、全ての有色ポテトフレーク投与群が対照群に対して高い傾向を示し、特に酢酸、酪酸および総短鎖脂肪酸では有意に高い値を示した。盲腸中の嫌気性菌は全ての有色ポテトフレーク投与群が対照群に対して有意に高い値を示した。 Bifidobacteriumは有意差が見られなかったが、Lactobacillusは全ての有色ポテトフレーク投与群が対照群に対して高い傾向を示し、特に北海91号投与群では有意に高い値を示した。糞便中の総胆汁酸濃度は北海92号投与群では対照群に対して有意に高い傾向を示した。 以上のより、有色ポテトフレークの投与は肝臓や血清中の抗酸化能を高め、さらに腸内環境改善にも有効であることから、健康機能性を有する可能性が示唆された。
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