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近代日本の地方都市における都市計画と都市住民の社会史的研究-戦間期の金沢を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 04F04258
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 日本史
研究機関金沢大学

研究代表者

能川 泰治  金沢大学, 文学部, 助教授

研究分担者 フィリップス ジェレミー  金沢大学, 文学部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード近代日本 / 都市 / 都市計画 / 社会史 / 戦間期 / 金沢 / 都市計面
研究概要

前年度の史料収集とデータ分析をもとにして、研究成果を公表するというのが、本年度の目標であった。概ねその目標は達成できたと言えるであろう。例えばジェレミーは、2005年11月に催された北陸都市史学会と都市史研究会開催のシンポジウムにおいて、金沢市が1932年に主催した「産業と観光の大博覧会」の政策的意図について研究発表を行った。その内容は、博覧会は地元住民に対して金沢市はこれからモダンな産業都市を目指すことを宣伝しようとするものであるということと、その一方で開催直前に起こった上海事変や満州国建国の影響を受けて、軍国主義的な言説を宣伝する役割も担ったというものであった。この研究発表の成果は、2006年11月刊行予定の『年報都市史研究』14号に掲載される予定である。一方能川は、前年度の調査の結果をもとに、金沢で発生した1918年米騒動に関する研究成果を論文「地方都市金沢における米騒動と社会政策-1911〜1923年-」にまとめることができた。その内容は、まず第一章で、日露戦後の金沢における米価高騰と外米廉売について述べ、続く第二章では金沢市による外米廉売と俸給生活者の生活難問題を視野に入れて、金沢で発生した米騒動の複合的な性格を明らかにし、そして第三章では、米騒動後の金沢における社会政策の運用について展望を述べ、最後に地方都市ジャーナリズムと中間層との結合関係や外米供給問題に注目することの重要性を指摘するというものである。この論文は、近日刊行予定の橋本哲哉編『近代日本の地方都市』に掲載されることになっている。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 近代日本の地方都市-金沢/城下町から近代都市へ-2006

    • 著者名/発表者名
      橋本哲哉, 能川泰治ほか
    • 総ページ数
      344
    • 出版者
      日本経済評論社
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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