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他なる場所について:情報化時代の巨大都市東京における差異,同一性,そして差異化

研究課題

研究課題/領域番号 04F04275
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 社会学
研究機関早稲田大学 (2005-2006)
筑波大学 (2004)

研究代表者

若林 幹夫  早稲田大学, 教育学部, 教授

研究分担者 RYCHLOWSKA Irena Weronika  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 外国人特別研究員
RYCHLOWSKA I.W  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 外国人特別研究員
RYCHLOWSKA I.W.  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワードヘテロトピア / 視覚分化 / アソビ / 心理地図 / 宗教 / 擬人化 / オタク / コスプレ / 視覚文化 / 都市 / 東京 / カワイイ・カルチャー / 伝統 / 差異
研究概要

本研究は研究分担者がポーランドで着手していた後期資本主義の文化の論理に関する研究の継続として、西欧のポストモダンと日本の伝統思想の類似的な関係と並行現象を対象とするものである。最終年度の研究として、平成18年度にはこれまで継続してきたフィールドワーク、資料収集をさらに進めるとともに、そうした資料の具体的な分析や解釈の作業をおこなった。東京では建物だけでなく、文化的な仕掛けや記号、そして様々な人工物が都市イメージを形作り、さらには主要な建築を支配しており、その結果、都市の中を移動することは場所やランドマークの間を移動するというよりも、様々な経験と視覚の間を移動することになる。したがって得られたデータの分析や解釈も、東京における時間と空間の固有のパターンだけでなく、都市景観から消費財の細部にいたる様々なスケールにわたる事象や経験を対象としておこなわれた。具体的には、東京の現代の都市文化と空間的な秩序について、「かわいい」という擬人化的美学、原宿のコスプレーヤーたちとゴシック・ロリータ文化の広がり、秋葉原の再開発とオタク文化等を、人びとと物、そして空間や場所との相互依存関係という点から分析することを試み、さらに比較社会学的な分析を加えることで、一見すると特殊日本的にも見えるこうした現象が、世界的な規模で広がる後期資本主義的現象とそこでの意識のあり方の一つの現れであるという仮説を得た。東京の都市文化や空間文化のそうした諸側面は、日本の文化、宗教、民間信仰と東京の都市デザインや現代日本の消費財のデザインとの間の一貫性とパラレリズムを示している。それは後期資本主義の文化と、日本の文化、宗教、民間信仰との間に一貫性やパラレリズムが存在するという仮説を示唆するものである。上記の研究成果は研究分担者により1冊の著作としてまとめられ、公表される予定である。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 東京スタディーズ2005

    • 著者名/発表者名
      吉見俊哉, 若林幹夫他
    • 総ページ数
      285
    • 出版者
      紀伊国屋書店
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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