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開発途上国における人口動態と農村の持続的開発

研究課題

研究課題/領域番号 04F04281
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 農業土木学・農村計画学
研究機関独立行政法人農業環境技術研究所 (2005)
東京農業大学 (2004)

研究代表者

大野 宏之 (2005)  独立行政法人農業環境技術研究所, 地球環境部, 研究リーダー

佐藤 洋平 (2004)  東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授

研究分担者 ALI Abdelsamad  独立行政法人農業環境技術研究所, 地球環境部, 外国人特別研究員
ALI Abdel-samad M.  東京農業大学, 博士研究員
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード発展途上国 / 環境 / 地理情報 / 人口動態 / リモートセンシング / 持続的発展 / 社会経済データ / エジプト / アシュート州
研究概要

この研究は、ナイル川上流のエジプト国アシュート州の農村を対象とし、人口動態と発展持続性の相互関係の解明を目指すものである。そして、人口の動態の理論に空間の概念を組み入れることをもう一つの目的としている。
平成17年度は、以下の調査研究を実施した。人口動態と発展持続性に関する過去の研究事例から、特に発展途上国間の地理的配置に関する研究に焦点を当てて文献を調査した。出生率と越境労働に関する聞き取り調査の結果をデータベース化した。エジプト国のセンサスデータを購入し、データベース化した。Landsat/TMならびにLandsat/MSSデータを複数の年次について購入し、GIS化したうえで、調査対象の土地利用/土地被覆の抽出に最適な分類手法を探索した。
これら一連の調査研究の結果、以下のことが明らかになった。1976年から1996年の間にアシュート州の農村の人口はおよそ2倍に増加したが、村落間の人口密度の格差は約1/4に減少したことが明らかになった。この地域の人口の分布は、人口増加に伴いより一様化、等質化していると考えられる。アシュート州の農村の人口動態は、相互に関連した社会構造要因と環境要因との混合によって説明づけられるが、とりわけ、肥沃な土壌と、数百年におよぶ農村の伝統によって形成された低い教育水準と女性の労働参加、高い出生率、高い人口密度をもつこの調査地では、農地の開拓が人口動態に決定的に影響を与えている。
また、農地の分布形態が村落間の人口格差の一因になっている可能性が示唆された。さらに、土地利用区分図と人口分布図を結合させて実施した解析から、人口分布のクラスター構造が、土地利用の境界効果の影響を受けている可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Towards New Horizons for Studying Local Disparities in Demosphere in Rural Areas2006

    • 著者名/発表者名
      ALI, Abdel-Samad M, H.OHNO, Y.SATO
    • 雑誌名

      Proceedings of International Conference on Social Sciences, May 2005,Hawaii, USA (印刷中)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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