研究課題
特別研究員奨励費
均衡制約をもつ数理計画問題(MPEC)は工学や社会科学の様々な分野に応用をもつため、近年活発な研究が行われている。また、非線形相補性問題(NCP)は数理計画理論やゲーム理論など幅広い分野にしばしば現れる問題であり、重要な役割を担っている。MPECやNCPに対して、これまでにさまざまなアルゴリズムが提案されてきた。一方、実際の問題では不確定性が存在することはしばしば起こりうる。本研究の目的は、不確実性のもとでのMPECおよびNCP(SMPECとSNCP)に対する効率的なアルゴリズムを開発することにある。本研究課題のもとで、いくつかの成果を得た。具体的には、SMPECに対するモンテカルロシミュレーションによる離散近似に関する研究を行った。また、SNCPに対して、SMPEC問題との関係を調べ、ペナルティ法等を提案した。これらの研究成果は国際学術論文誌に投稿し、掲載済みまたは掲載予定となっている。
すべて 2006 2005
すべて 雑誌論文 (7件)
Optimization Methods and Software Vo.21, No.4
ページ: 551-564
Mathematical Programming (掲載決定)
Journal of Optimization Theory and Applications Vol.128, No.1
ページ: 1-28
Journal of Industrial and Management Optimization Vo.1, No.1
ページ: 99-122
European Series of Applied and Industrial Mathematics : Control, Optimisation and Calculus of Variations Vo.11, No.2
ページ: 252-265
Annals of Operations Research Vo.133, No.1
ページ: 63-84
Journal of Optimization Theory and Applications Vo.127, No.3(発表予定)