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二次元拡張型機能性マルチポルフィリンアレーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 04F04400
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 機能物質化学
研究機関東京大学

研究代表者

相田 卓三  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授

研究分担者 金 永翔  東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード超分子 / ポルフィリン / 無機有機ナノコンポジット / モリブデンクラウンクラスター / モリブデンブルー / ナノマテリアル / ポリロタキサン
研究概要

高温状態にある火山の噴火口で見られる濃青色の鉱物はモリブデンの酸化物で、モリブデンブルーとよばれている。モリブデンブルーは、水に溶けて鮮やかな青色を示し、1783年にCarl Wilhelm Scheelによって初めてその存在が報告された。その後、実験室レベルで合成できるようになったが、条件によって構造が複雑に変化するため、最近までその構造の詳細はほとんど知られていなかった。1995年、Achim Mullerらは数例の巨大なモリブデンブルーのX線結晶構造解析に成功した。彼らは様々な条件下においてモリブデンブルーを調製し、巨大な環状および球状のポリオキソモリブデン酸クラスターが生成することを明らかにした。しかしながら、溶液中での構造の不明瞭さや、有機化合物のような合理的合成法や同定法がないことなどから、それらの基礎的な物性調査や、機能開発などの応用研究はほとんど行われていない。
このような背景から、本研究では、巨大な環状構造を持つモリブデンクラスター(MC)を用いた新規な超分子ナノマテリアルの開発と応用に取り組んだ。一般に無機化合物は合理的な合成が困難であるため、有機化合物などの機能性エレメントと複合化させることによって新規な機能を発現させることができる。例えば、ゼオライトやメゾポーラスシリカなどの多孔性マテリアルは、有機化合物との複合化によってさまざまなユニークな機能を発現させている。本研究では、このMCに1次元分子ワイヤーを相互作用させることによって、全く新規な無機/有機ポリロタキサンの開発に成功した。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] A Molybdenum Crown Cluster Forms Discrete Inorganic-Organic Nanocomposites with Metalloporphyrins2004

    • 著者名/発表者名
      Akihiko Tsuda, Eri Hirahara, Yeong-Sang Kim, Hiroyuki Tanaka, Tomoji Kawai, Takuzo Aida
    • 雑誌名

      Angewandte Chemie International Edition 43

      ページ: 6327-6327

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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