研究課題/領域番号 |
04F04462
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
園芸学・造園学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山木 昭平 名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 教授
|
研究分担者 |
BANTOG A.Nancy 名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 外国人特別研究員
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | イチゴ / 酸性インベルターゼ / スクロース合成酵素 / ソルビトール脱水素酵素 / ソルビトールー6-リン酸脱水素酵素 / 糖代謝 / 遺伝子発現 / 遺伝子クローニング / ニホンナシ / 液胞型酸性インベルターゼ / 細胞壁型インベルターゼ / 転流糖 |
研究概要 |
イチゴにおけるソルビトール代謝関連酵素の発現について: イチゴはソルビトールを蓄積しないが、他のバラ科植物と同様ソルビトール脱水素酵素とソルビトール-6-リン酸脱水素酵素の遺伝子が存在することを明らかにした。ソルビトール脱水素酵素については酵素活性を検知し、他のバラ科果樹と同程度の活性を維持することを明らかにした。しかし、ソルビトール-6-リン酸脱水素酵素についてはmRNAの発現を検知したが、そのタンパク質および酵素活性を検知することは出来なかった。この結果、イチゴにソルビトールが蓄積しないのはソルビトール-6-リン酸脱水素酵素の発現量が僅かかあるいは抑制がかかっているかによって、ソルビトールが合成されないためであることを示唆した。 イチゴの発根とホルモンおよび糖代謝酵素の関連について: イチゴランナー子株のクラウンからの発根は夏期のイチゴ栽培にとって特に重要である。そこで、夏期の高温下においても効率的に発根するための条件を様々な品種(10品種)を用いて検討した。クラウンを2〜3日冷蔵することによってあるいはアブシジン酸処理することによって、その後30℃の高温に置いてもいずれの品種も発根することを明らかにした。クラウンにおける主な転流糖代謝酵素は酸性インベルターゼでありスクロース合成酵素は余り関与しないことを示した。おそらくアブシジン酸や低温がクラウンの酸性インベルターゼ活性を促進し、転流糖の供給を増大させることによって発根を促がすことを示唆した。
|