研究概要 |
JSPS外国人特別研究員劉愛華氏は、2004年4月1日産総研私のところに来てから、此方で合成した無機材料の特徴な構造と機能を利用し、その上に、種々の酵素と蛋白質を固定し、電気化学の酸化・還元を利用し、電気分析バイオセンサーを作った。例えば、無機・有機の複合体細孔表面の電荷との相互作用を利用し、イオンに対して選択機能を有するセンサーや、Chitosanの表面に酵素を固定し、電気化学的に3,4-dihydroxyphenylacetic acid(DOPAC)を選択的に検出可能なDOPACセンサーなどを開発した。これらの結果について、論文Electrochemistry Communications,2005,7,1-4とElectrochemistry Communications,2005,7,233-236とBiosensors & Bioelectronics,2005,21,809三報が国際学術誌に掲載されている。更に、ナノチューブ金属酸化物(TiO_2NT)の表面に種々の酵素と蛋白質を固定することを利用して、Dopamine(DA)の電気化学電位をascorbic acid(AA)とuric acid(UA)の電位から大きくシフトさせられ、新型バイオセンサーを開発している。これらの結果について、論文Advanced Functional Materials,2006,16,371とAnalytical Chemistry,2005,77,8068二報が国際学術誌に掲載されている。更に、カーボンナノチューブを溶液に良く分散させ、同時にDA、UAとAAを検出することが可能な新型バイオセンサーを開発している。
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