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植物の環境ストレス耐性に関与する転写因子遺伝子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 04F04582
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 植物生理・分子
研究機関独立行政法人国際農林水産業研究センター

研究代表者

篠崎 和子  独立行政法人国際農林水産業研究センター, 生物資源領域・特定研究主任

研究分担者 PHAM Xuan Hoi  独立行政法人国際農林水産業研究センター, 生物資源領域, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード低温ストレス / イネ / トランス因子 / OsDREB1J / OsRAP2.4A / nuclear LIM interactor-interacring factor
研究概要

モデル植物のシロイヌナズナをはじめ様々な植物において、複数の耐性遺伝子を一度に働かせる転写因子を導入する遺伝子組換え技術がストレス耐性植物の作出に有効であることが確認されている。本研究課題では、その一環として、イネの低温ストレスで機能するシス因子に結合するトランス因子(転写因子)の単離を目指している。
本年度は、低温ストレス誘導性に関わる新規シス因子の一つJRC2606のプロモーター領域から単離されたOsDREB1J及びOsRAP2.4Aについて、ゲルシフトを用いたin vitro系及び酵母を用いたin vivoの系結合性を確認する実験を行ったところ、これらのタンパク質はDREに特異的に結合していることが確認された。転写活性化能を調べる実験を酵母とイネプロトプラストで行った結果、OsDREB1Jは転写活性化因子として機能するが、OsRAP2.4Aは転写抑制因子として機能することが明らかになった。さらに、これらの転写因子の機能を解析するために、イネとシロイヌナズナの形質転換体を作製して解析した結果、OsRAP2.4Aを高レベルで発現している形質転換イネ及びシロイヌナズナは生長の遅れを示し、発現レベルが高くないものでは生長の遅れは見られなかった。OsRA.P2.4Aを過剰発現するシロイヌナズナについて高塩・乾燥耐性を調べた結果、中程度にOsRAP2.4Aを発現しているものは耐性が上昇していたが、逆に高レベルで発現しているものでは耐性が減少していた。Pham博士の研究データを引き継ぎ、イネの低温ストレスで機能するシス因子の探求と解明を進めていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Functional analysis of rice DREB1/CBF-type transcription factors involved in cold-responsive gene expression in transgenic rice2006

    • 著者名/発表者名
      Ito, Y., Katsura, K., Maruyama, K., Taji, T., Kobayashi, M., Seki, M., Shinozaki, K., Yamaguchi-Shinozaki, K.
    • 雑誌名

      Plant & Cell Physiology 47(1)

      ページ: 141-153

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2024-03-26  

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