研究課題/領域番号 |
04F04731
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
長田 義仁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授
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研究分担者 |
LONGIERAS N.R. 北海道大学, 大学院・理学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ダブルネットワークゲル / 三次元パターニング / 高分子ゲルアクチュエータ |
研究概要 |
人工筋肉の動きは、高分子の体積がpH、溶媒、温度などの外的刺激に応答して変化することによって生じる。我々は、新規な非常に高い機械的強度を持つ二重網目構造(ダブルネットワーク)ゲルを用いて、生体親和性を有する新たなマイクロアクチュエータを開発することに着手した。ダブルネットワークゲルの構造や材料を向上させ、レーザーゲル光加工技術を用いて、二次元、あるいは三次元にパターニングを行った。これらの方法を用いることによりさらに高分子ゲルアクチュエータの作製を試みた。すなわち刺激応答性高分子ゲルに二重網目構造(ダブルネットワーク)を導入することにより、充分な機械的強度をもつ高分子ゲルを合成し、さらに光加工技術を用いた実験を行い、刺激応答性高分子ゲルを三次元的にパターンニングすることで、アクチュエータを作製する合成法やパターンの形状を広く変えて、その運動性や応答性を向上させるとともに、その運動制御も同時に目指した。 その結果UV光源を用いることにより、三次元の7μmの解像度でパターンが得られた。また有機溶媒を用いた場合には、2フォトン吸収(可視光線)を用いることでパターンの作成が可能であることが分かった。研究の最終段階では、新たなアクチュエータの構想を提示するに至った。
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