研究課題/領域番号 |
04F04735
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
御子柴 克彦 (2005) 東京大学, 医科学研究所, 教授
御子紫 克彦 (2004) 東京大学, 医科学研究所, 教授
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研究分担者 |
KIEFER Helene 東京大学, 医科学研究所, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | IP_3 / IP_3receptor / IRBIT / CPSF / Poly-adenylation / IP_3 receptor / poly-adenylation |
研究概要 |
我々は、IP_3レセプター(IP_3R)からIP_3によって遊離するIRBITが、mRNAのpoly-adenylationに必須の分子群であるCPSFに結合すること、4種類のCPSFサブユニットのうち、160 kDa CPSFサブユニットに特異的に結合する事をすでに報告した。本年度、我々は、IRBITとCPSFとの結合が、生理的な文脈でmRNA polyadenylationの調節に関与している事を、細胞質mRNA polyadenylationの最も優れたアッセイ系であるアフリカツメガエル(xenopus)の卵母紳胞の系を用いて検討した。まず、実際にIRBITが卵母細胞で発現している事を確認する為に、卵母細包から、xenopus IRBITのcDNA cloningを試みた。その結果、xenopus卵母細胞に3種類の異なるIRBITが存在する事が判明した。また、蛋白質レベルでの発現を確かめる為、それぞれに対する特異的抗体を作製したところ、蛋白質としてもIRBITが卵母細胞に発現しており、卵母細胞の成熟に伴ってリン酸化レベルが変化する事が判明した。更に、IRIBTのアンチセンスを注入した卵母細胞では、その成熟が遅延する事も判明した。以上の事から、IRBITが生理的な文脈でもmRNAのpolyadenylationにCPSFと共に関与している可能性が示された。今後、更なるその制御機構の解明が必要である。
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