研究課題/領域番号 |
04J00152
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中島 岳志 京都大学, 人文科学研究所, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ヒンドゥー・ナショナリズム / 世俗化 / インド / 政治と宗教 / アジア主義 / ヒンドゥー教 / ヒンドゥー / ナショナリズム / サバルタン / ラース・ビハーリー・ボース |
研究概要 |
現代インドで大きな勢力となっているヒンドゥー・ナショナリズム運動について、特にそれを下支えしている都市中間層の生活の変化を検討しつつ、研究を進めた。 著書『インドの時代-豊かさと苦悩の幕開け』(新潮社)では、経済自由化以降の都市社会における消費主義の拡大とヒンドゥー・ナショナリズムの拡大が連動していることを追及した。また、ナショナリズム運動以外にも新宗教の勃興やヒーリング・ブームなどが同時進行している様子を描き、インド社会の新たな変化とそれに伴う人々のニーズ・意識・苦悩の変容を論じた。さらに、1980年代以降のインド政治史を詳述し、ヒンドゥーナショナリズム運動の拡大過程を歴史的観点から位置付けた。 論文「政治と宗教-宗教の脱私事化と公共圏」(『政治学の現在』宮本太郎編)では、近代社会における政教関係と世俗化論について、理論的観点から議論を展開した。特に「政教分離」論における「政」と「教」がそれぞれ具体的に意味するものを検討し直し、多-論に基づく新たな政教関係の可能性について言及した。 論文「アジア主義-その可能性の中心」(『政治学の現在』宮本太郎編)では、近代日本におけるアジア主義の系譜を明らかにしつつ、その問題と可能性について論じた。また、その際にヒンドゥー・ナショナリズム運動と密接な関係をもった在日インド人革命家たちと日本のアジア主義者の関係を論じ、20世紀前半のアジアにおける思想的ダイナミズムを議論した。 論文「R・M・プラタープと近代日本のアジア主義-反植民地ネットワーク・世界連邦・日本帝国主義」(『国際政治』146号)では、20世紀前半に世界をまたにかけて活躍したインド人革命家・ラージャー・マーヘンドラ・プラタープ(Raja Mahendra Pratap)の生涯を明らかにした。
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