研究課題/領域番号 |
04J00805
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田部井 純一 京都大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 分子内水素結合 / ポりアセチレン / らせんポリマー / ポリアセチレン / 水素結合 |
研究概要 |
アセチレン部位とアミド基またはアミド基と光学活性中心の間に種々のアルキレンスペーサーをもつN-アルキニルアミド、HC≡C(CH_2)_aNHCO(CH_2)_bCH(CH_3)CH_2CH_3(a=1-3,b=0-3)をRh錯体で重合し、合成したポリマーの二次構造を検討した。主鎖とアミド基の間の距離を一定に保って、光学活性中心の位置を変化させると、らせん構造のピッチに影響し、主鎖と光学活性中心の間の距離を一定に保って、アミド基の位置を変化させると、らせん構造のピッチには影響せず、熱安定性にのみ影響が見られている。分子軌道計算から390nmに正のコットン効果を示すポリ(N-プロパルギルアミド)は右巻きらせんであることを明らかにしている。 ポリ(N-プロパルギルアミド)のらせんの巻き方向を励起子キラリティー法で決定している。励起子キラリティー法で頻繁に使用される、ポルフィリンを側鎖にもつ光学活性なポリ(N-プロパルギルアミド)はSoret帯付近に強い正のコットン効果が見られ、ポルフィリンが右巻きらせん状に配列していることを明らかにしている。比較用のポリマーのコットン効果との比較から、分子軌道計算の結果と同じく、390nmに正のコットン効果を示すポリ(N-プロパルギルアミド)は右巻きらせんであることを示している。
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