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遠隔診療システムの構築法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04J02633
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関独立行政法人産業技術総合研究所

研究代表者

小泉 憲裕  独立行政法人産業技術総合研究所, 人間福祉医工学研究部門, 日本学術振興会特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード医療支援システム / 遠隔操作 / 粘弾性計測 / 超音波技術 / インピーダンス制御 / マスタ・スレーブテ・マニピュレーション
研究概要

本研究では,「遠隔診療システムの構築法に関する研究」を行なった.本研究で提案する遠隔診療システムとは,単なる診断画像や計測データのやりとりだけでなく,専門家の手技スキルを取り込んで,専門家めように優しく人体に接触動作することにより,質の高い医療サービスをネットワークを介して遠隔地に存在する患者にも提供しようとするものである.本年度の採用期間においては,上記に関連して,以下の2つの研究を実施した.
i)タスクに応じて制御系を中心とする操作環境を動的にカスタマイズする手法の研究
ii)超音波技術による人体の粘弾性評価法に関する研究
i)については,超音波医療診断において,プローブ操作の目的に応じて好適な制御系は異なる.しかしながら,従来型のシステムでは作業開始から終了まで制御系は固定されていた.そのため,タスクによっては使いにくいシステムになっていた、実際に,遠隔超音波診断においてこの問題が医師にストレスを与えるとともにタスクの遂行にとって大きな障害になっていた.
そこで,本研究では,プローブ操作タスクに応じて制御系を動的に切り替えることにより診断全体を通しての操作性を高度に維持する機能を本システムに実装し,診断実験によりその有効性を実証した.
ii)については,肌弾性と皮下組織構造の関係を解明することを目的とした.皮下組織構造の解析には超音波装置を用いた.超音波画像から解析可能な皮下組織構造として,その量的構成と質的構成がある.今回の報告では,このうち,筋厚,脂肪厚といった皮下組織の量的構成に着目し,これらと肌弾性の相関を調査した.本研究の結果から,超音波画像により明らかにされた皮下組織構造から肌弾性を評価できる可能性が示唆された.今回の報告では,皮下組織の量的構成と肌弾性について調査したが,筋や脂肪の質的構成と肌弾性の間にも互いに関連があるのではないかと推察しており,今後明らかにしていきたい.

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 遠隔超音波診断システムのContinuous Path制御系2005

    • 著者名/発表者名
      小泉憲裕
    • 雑誌名

      日本ロボット学会誌 Vol.23,No.5

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Dynamic Switching of a Controller Based on Diagnostic Tasks in Remote Ultrasound Diagnostics2004

    • 著者名/発表者名
      Norihiro Koizumi
    • 雑誌名

      Journal of Robotics and Mechatronics Vol.16,No.2

      ページ: 146-154

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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