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免疫監視機構におけるSOCSファミリー分子の役割

研究課題

研究課題/領域番号 04J02741
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 免疫学
研究機関東京理科大学

研究代表者

関 陽一  東京理科大学, 生命科学研究所, 特別研究員PD

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードSOCS / ナイーブT細胞 / メモリーT細胞 / ホメオスタシス / IL-7 / IL-4
研究概要

サイトカインシグナル制御分子SOCS1は、非常に強力にサイトカインシグナルを抑制する。SOCS1をT細胞に恒常的に発現させたトランスジェニック(Tg)マウスでは、末梢のT細胞全てがメモリー表現型(CD44^<hi>CD62L^<lo>)になってしまう。これらの変化は胸腺では認められない事から、ナイーブCD4T細胞が胸腺から末梢へと移行する際に、サイトカインシグナルがナイーブあるいはメモリーT細胞の分化・維持機能に関与している可能性が考えられる。ナイーブT細胞が胸腺から末梢へと移行する際のサイトカインの関与を解析する目的で、SOCS1 Tgマウス由来の胸腺細胞を野生型マウスに移入したところ、移入したCD4T細胞は細胞分裂とは無関係にCD44^<hi>のメモリー表現型を示した。この時、移入した細胞数を末梢において経時的に追ったところ、CD44 ^<lo>CD4T細胞は経時的に激減したが、CD44 ^<hi>CD4T細胞の数は1週間後も移入したときと同じ数で維持されていた。この事から、CD44 ^<lo>CD4ナイーブT細胞が末梢において生存維持されるためには、サイトカインシグナルが必要不可欠である事が明らかとなった。そこで、ナイーブT細胞の維持に働くサイトカインを検索する目的で、STAT5が恒常的に活性化されているactive STAT5をSOCS1 TgのT細胞に発現させたが、末梢にナイーブCD4T細胞を維持させる事は出来なかった。これに対し、IL-4レセプター欠損マウスの末梢のT細胞ではCD44^<hi>のメモリー表現型の増加傾向が見られる事から、IL-4シグナルはIL-7のシグナルよりも有為に末梢にナイーブT細胞を維持させるのに必要不可欠な因子である可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 末梢のT細胞の生存維持におけるサイトカインシグナルの必要性2004

    • 著者名/発表者名
      関 陽一
    • 雑誌名

      臨床免疫 42(3)

      ページ: 285-291

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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