研究課題/領域番号 |
04J03464
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
岡本 俊介 東北大学, 大学院農学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 自家和合成 / 倍数化 / 異質倍数体(複二倍体) / アブラナ科 / 自家和合性 / 異質倍数体 / SRK / SP11 / SLG |
研究概要 |
アブラナ科Brassica napusは、自家不和合性種であるBrassica rapa、Brassica oleraceaを基本ゲノム種とする自家和合性倍数体種である。B. napus3品種の自家和合性原因を明らかにした。 自家不和合性遺伝子座にはSRK、SP11が座乗し、他数の自家不和合性対立遺伝子を集団中に持つ。これらの対立遺伝子間には優劣性が存在する。B. napus5は基本ゲノム種由来の自家不和合性遺伝子座を2つ持つ。各3品種の2つの自家不和合性遺伝子座は、それぞれ優劣関係のあるS対立遺伝子を持っていた。優性側の自家不和合性遺伝子が機能を失っていた。優性側の遺伝子が機能を失い、さらに劣性側の遺伝子発現を抑えることで、B. napusが自家和合性になると示された。他の倍数体種であるB. juncea、B. carinataについても解析を行った。これら2種は、それぞれB. rapaとB. nigra B. oleraceaとB. nigraを基本ゲノム種としている。両種は、B. napusと同様の原因で自家和合性になった可能性が示唆された。 異質倍数体種は、基本ゲノム種の集団が交わる領域で成立したと考えられている。しかし、種間不和合性や雑種胚致死など生殖的障壁、染色体の倍加の必要性など、異質倍数体が生じる可能性は低く、集団内での個体数は少ないと考えられる。個体数が少ないときは、自家和合性の適応度が高いと考えられている。優劣関係を持ったS対立遺伝子の組み合わせでは、優性側に機能を失う突然変異が存在するだけで、即座に自家和合性を獲得できる。優劣関係のあるS対立遺伝子遺伝子の組み合わせは、異質倍数体種が成立するためには重要であったと推察される。
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