研究課題/領域番号 |
04J05304
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
園芸学・造園学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
小川 淳子 (森本 淳子) 日本大学, 生物資源科学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ミツバツツジ節 / 生育立地 / 成木 / 実生 / LAI / コケ / 浸透性交雑 / 自生地復元緑化 / 花期 / 地理的分布 / 形態 / 葉緑体DNA / 核DNA |
研究概要 |
本年度は、ミツバツツジ節の成木の生育と種子繁殖(特に、開花と実生の生育)に適した環境要因を総合的に解析することによって、環境要因から成木と実生の有無を推定できる潜在的生育立地モデルを構築し、さらに群落レベルの開花の予測可能性を検討した。 具体的には、ミツバツツジ節の成木、開花、実生の有無、および、これらと関連性の高いと予想される環境要因を調査し、その結果から、環境要因を説明変量、成木と実生の有無を目的変量とする重回帰モデルを作成した。開花の予測については、光環境と相関のあるLAIの指標としての有効性について検討した。その結果、以下の知見が得られた。 ・落葉期の林分のLAIはミツバツツジ節3種の生育の有無と、夏期の林分のLAIはミツバツツジ節2種(ミツバとキヨスミ)の生育と開花の有無と、関連性がそれぞれ高い。 ・標高、斜面方位、斜面傾斜角、4月の林分のLAI、7月の林分のLAI、コケの地表面被覆率、リターの地表面被覆率を説明変量、ミツバツツジ節3種とヤマツツジの成木の有無を目的変量とした重回帰分析を行った結果、重回帰モデルが求められた。 ・全般に重相関係数は低く、モデルの予測力は低かった。 ・ミツバでは、寄与率が高い順に、4月のLAI、リターの地表面被覆率、標高、の3つが説明変量として選択された。 ・キヨスミでは、寄与率が高い順に、4月のLAIと標高の2つが説明変量として選択された。 ・トウゴクは、寄与率が高い順に、標高、7月のLAI、コケの地表面被覆率の3つが説明変量として選択された。
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