研究課題/領域番号 |
04J05644
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
遺伝・ゲノム動態
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松尾 拓哉 名古屋大学, 遺伝子実験施設, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 概日リズム / クラミドモナス / 葉緑体 / 核 / 遺伝子発現 / ルシフェラーゼ / リアルタイムモニタリング / 生物時計 / 生物発光 / コドン使用頻度 |
研究概要 |
クラミドモナスの葉緑体にコドンを最適化したホタルルシフェラーゼ遺伝子を人工合成し、葉緑体遺伝子tufAまたはpsbDのプロモーターにつないでクラミドモナスの葉緑体ゲノムに組み込んだ。tufAやpsbD遺伝子の発現は生物時計に制御されるため、これら株の生物発光は明瞭な概日リズムを示した。その生物発光リズムは概日リズムの基本的性質「自由継続性」、「光による位相のリセット」、「温度補償性」を持っていたことから、葉緑体の遺伝子発現は生物時計に支配された『真の概日リズム』であることが確認された。また、走光性の概日リズムミュータントでも葉緑体の生物発光リズムに異常が見られたことから、葉緑体の遺伝子発現機構は走光性と同様、核ゲノムにコードされた生物時計に支配されていることが証明された。 葉緑体と同様、核にコドンを最適化したホタルルシフェラーゼ遺伝子を人工合成し、核遺伝子LHCB1、LHCB4、HSP70A、Cytochrome C、β2-tubulinのプロモーターにつないでクラミドモナスの核ゲノムに組み込んだ。いずれの株も明瞭な生物発光リズムを示すことを確認した。 さらに、葉緑体の生物発光リズムを指標にして概日リズム変異体のスクリーニングを網羅的に行い、多数のリズム変異体の分離に成功した。
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