研究課題/領域番号 |
04J05691
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
環境影響評価・環境政策
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田畑 智博 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 特別研究員-DC2
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 循環型社会 / 地域資源循環 / マテリアルフロー分析 / マテリアルバランス表 |
研究概要 |
本研究では、国レベルでの分析と合わせて、地域レベルでの産業・家庭の諸活動、廃棄物の排出・処理状況を、マテリアルフローとして体系的に把握可能なマテリアルバランス表を作成すること、地域レベルで策定される廃棄物処理政策について、これを策定・実施する際の支援ツールとしてのマテリアルバランス表の有効性を検討すること、の二点を目的とする。 本年度においては、先ず、特に廃棄物データなど地域資源循環に関する物量データを会計様式で計上することで、マテリアルフローの記述を体系的に可能とするマテリアルバランス表の枠組みを作成した。表体系の作成においては、マテリアルフロー分析や経済分析で用いられている物量・金銭会計表の枠組みをレビューし、これを元にして作成を行った。また既存の経済分析手法を利用した、本表での分析手法の作成を試みた。循環型社会の形成度合いに関する評価指標の作成も合わせて行った。 ケーススタディとして愛知県に本表を適用し、本県の循環型社会形成度合いに関する評価を試みた。また本表を作成する際のデータの利用方法について検討した。また、家庭のライフスタイル変化に関する対策を実施した場合の、廃棄物の排出抑制効果について分析を試みた。 更にマテリアルバランス表に加え、資源循環の貨幣フロー評価が可能なマネーフロー表を作成した。これらを名古屋市に適用し、本市の「ごみ非常事態宣言」後の一般廃棄物処理政策について評価を試みた。
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