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4次元多様体と曲面結び目の特異点論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04J06514
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 幾何学
研究機関九州大学

研究代表者

武田 康史  九州大学, 大学院・数理学研究院, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード曲面結び目 / 特異点
研究概要

曲面結び目のnormal Euler numberに関するWhitney conjectureを解決するため,特に,2次元への射影を考えた.その射影から,射影する前の曲面結び目を復元することに成功した.3次元への射影から射影する前の曲面結び目を復元する方法にbroken surface diagramを使った手法がある.これは,3次元上に現れる特異点に4次元の情報を付加したものであり,古典的結び目で重要な役割を果たした正則射影図のアナロジーでもある.
それに対し,曲面結び目を2次元へ射影すると,その特異値集合が平面内のグラフを形成する.そして,そのグラフの各edgeに帯付きbraidが対応する.帯付きbraidは,通常のbraidに帯を付加したもので,braidには曲面結び目を構成するsheet,帯にはfoldを構成するsheetがそれぞれ対応する.私はそういった方法で曲面結び目の復元に成功した.
さらに,Whitneyの合同式と呼ばれるmod 4の公式を,2次元への射影を使って示すことに成功した.この合同式は,3次元への射影を使って,幾何的に解かれており,Whitney conjectureを証明する前に証明された重要な合同式である.
また,曲面結び目のtotal widthと古典的結び目のwidthの下からの評価を与えた。それは自然な考察により,結び目群の生成元の個数との関係を導き出した。
加えて,曲面結び目に対する領域数という不変量を定義した.これは,古典的結び目の橋指数に類似するもので,現在,n-twist spun 2-bridge knotの領域数の決定や,領域数の小さい曲面結び目の特徴づけを行った.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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