研究課題/領域番号 |
04J06959
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
上原 真由子 (大川 真由子) 上智大学, 外国語学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,526千円 (直接経費: 3,526千円)
2007年度: 326千円 (直接経費: 326千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | オマーン / 移民 / ネットワーク / アイデンティティ / エスニシティ / ザンジバル / 人類学 / 帰還 |
研究概要 |
報告者の研究は、1970年以降東アフリカからオマーンに帰還し、現在政治・経済的に高い地位を占めているにもかかわらず、オマーン研究においてその存在を等閑視されてきた「ザンジバリー」と呼ばれるアフリカ系オマーン人を総合的に考察の対象とすることを目指している。研究の推進にあたっては、これまで人類学において展開されてきた民族論、エスニシティ論、ナショナリズム論をふまえ、アフリカ系オマーン人のネットワークとアイデンティティに関して収集してきたデータ解釈の深化をはかるとともに、彼らのオマーン社会における位置づけを通して、オマーン社会のありようを明らかにすべく努めた。 報告者は育児による1年間の採用中断後、2月に研究再開をしたため、本年度は2ケ月しか研究を実施することができなった。したがって、前年度に収集した資料を検討しつつ、投稿した数本の学術論文の批評に努めた。また、研究会にも積極的に参加し、所属機関での意見交換もした。 今後は、一昨年執筆した博士論文の出版のほか、さらなる研究の成果公表を進め、それによって得られた評価などを参考にアフリカ系オマーン人の研究を中核に研究の推進をはかる予定である。
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