• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

結び目による3次元多様体の構成方法と分類理論の幾何的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04J06969
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 幾何学
研究機関上智大学

研究代表者

堤 幸博  上智大学, 理工学部数学科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード結び目 / ザイフェルト曲面 / デーン手術 / ブルニアン絡み目 / 本質的曲面 / 分岐被覆 / アレキサンダー多項式 / 本質的トーラス / 3次元多様体
研究概要

平成18年度は研究計画に従って、主に自由種数1の結び目が持つザイフェルト曲面の枚数に関する研究、種数1のザイフェルト曲面を5枚以上持つ双曲的結び目の外部の構造に関する研究を行った。前者については研究成果をとりまとめ、7月に広島大学で開催された国際会議にて発表を行った。後者については現在も進展しており、結び目フロアホモロジーとの関係が最近海外の研究者によって示唆されたため、今後も重要な研究課題として考える。なお、関連する研究として種数が2以上の双曲的結び口が許容する最小種数ザイフェルト曲面に関しては種数1の場合とは違い普遍的な上限は無いことがわかり、これに関しては学術雑誌に論文の掲載が予定されている。また、8月に北海道で行われた結び目のクロスキャップ数に関する研究会においては、前年度から取り組んできた本質的タングル分解とクロスキャップ数の関係に関する結果発表と問題提起を行った。これらの研究に加え、年度末にはブルニアン絡み目に沿ったデーン手術では非分離球面が生成されないことがわかり、その応用として空間グラフを含む曲面の種数の下からの評価を与えた。これに関しては現在論文を雑誌に投稿している。また、12月に外国人研究者を交えて小研究会を主催し、そこでは狭義n-自明な結び目の性質、狭義n-自明な絡み目が持つザイフェルト曲面の性質、トーラス結び目で分岐する被覆空間のキャッソン不変量、レンズ空間を生成するデーン手術を許容する結び目のファーバー性、レンズ空間を生成するデーン手術を許容する結び目の被覆結び目の図式、種数1の双曲的結び目が許容するザイフェルト曲面の枚数、双曲的結び目の外部の本質的閉曲面の枚数、等の会議を行った。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Strongly n-trivial links are boundary links

    • 著者名/発表者名
      Yukihiro Tsutsumi
    • 雑誌名

      Tokyo Journal of Mathematics 30,2(掲載決定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Knotted Seifert surfaces and unknotted Seifert surfaces

    • 著者名/発表者名
      Yukihiro Tsutsumi
    • 雑誌名

      Journal of Knot theory and its Ramifications (掲載決定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Hyperbolic knots with a large number of disjoint minimal genus seifert surfaces

    • 著者名/発表者名
      Yukihiro Tsutsumi
    • 雑誌名

      Tokyo Journal of Mathematics (掲載決定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi