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アントニオ・タブッキを中心とした文学における複数言語性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04J07169
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 ヨーロッパ語系文学
研究機関東京外国語大学

研究代表者

花本 知子  東京外国語大学, 大学院・地域文化研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードアントニオ・タブッキ / イタリア現代文学 / テクスト分析
研究概要

本研究は、イタリア語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語などの複数の言語的拠点を有すアントニオ・タブッキの文学作品を、互いに異なる立場から生産される、複数の言語に寄り添った表現可能性の観点から明らかにすることを目的としている。また、文字によらない言語(絵画言語、映画言語)と文字言語間の複数言語性を考察することで、(文学作品を中心とした)芸術作品において複数言語性が作用する様態とその効果を検証することも、研究の対象に含む。
本研究に欠かせない資料のうち、主に新聞に発表されたタブッキの物語テクストおよび政治・文化時評記事を収集するため、2005年8月31日より2005年9月29日まで、イタリアにおいて文献収集活動を行った。その結果、昨年度の文献調査の成果に加えて、従来のタブッキ研究において通常コーパスに加われていない一次資料である作品をさらにいくつか収集することが出来た。この調査・収集活動で得た資料をもとに、タブッキの虚構作品コーパスの改訂、および作家の膨大な量に及ぶ新聞寄稿記事のリスト化を行った。後に単行本として刊行される作品の一部が雑誌などの媒体で発表されている場合には、可能な限りテクストのヴァリアントの収集に努め、実際に完成した作品と完成以前の作品を比較検討する材料とした。収集した資料を利用し、生成研究の方法をも取り入れながら、博士論文「夢幻的な論理-アントニオ・タブッキの物語宇宙-」を執筆し、3月初旬、東京外国語大学に提出した。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] アントニオ・タブッキ『インド夜想曲』の<曖昧さ>をめぐって2004

    • 著者名/発表者名
      花本 知子
    • 雑誌名

      イタリア学会誌 第54号

      ページ: 106-131

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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