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ハンタウイルス持続感染げっ歯類で誘導される免疫寛容メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 04J08937
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 応用獣医学
研究機関北海道大学

研究代表者

荒木 幸一  北海道大学, 大学院・医学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードハンタウイルス / CD8 / エピトープ / 細胞性免疫 / マウス
研究概要

ハンタウイルスは腎症候性出血熱およびハンタウイルス肺症候群の原因ウイルスで、げっ歯類媒介性の人獣共通感染症の原因ウイルスである。げっ歯類は無症候で持続感染し、ヒトにのみ疾病を引き起こす。これまでの研究で、ハンタウイルス特異的CD8+T細胞応答の抑制が持続感染成立と強い関連があることを明らかにしてきた。しかしながらCD8T細胞にたいするエピトープが同定されていないために、より詳しい免疫応答の解析が困難である。今後、ハンタウイルス特異的CD8+T細胞抑制メカニズムを詳細に解析することを目的として、ハンタウイルス核蛋白のアミノ酸配列をもとに合成ペプチド(15mer/11mer overlapping)を作成し、感染BALB/c(H2d)とC57BL/6(H2b)でのT細胞エピトープの決定と比較を行った。
解析の結果、BALB/cマウスで1ヶ所、C57BL/6では4ヶ所の抗原部位が検出された。一般にC57BL/6は細胞性免疫が強い系統であることが知られているが、ハンタウイルスに対する細胞性免疫応答でも強い可能性が示唆された。BALB/cでは今回得られた核蛋白由来ペプチドに対して反応するT細胞が、HTNV持続感染P388D1抗原提示細胞に対して反応するT細胞の1/3程度であることから、もう一つの主な構成蛋白であるEnvelop glycoproteinにもエピトープが存在することが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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