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共役トリエン脂肪酸およびトランス型脂肪酸の機能性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04J09082
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 食品科学
研究機関北海道大学

研究代表者

野口 亮子  北海道大学, 大学院水産科学研究院, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードトランス型脂肪酸 / 共役脂肪酸 / リポソーム / トリエン脂肪酸 / 血清脂質改善作用 / 抗肥満作用 / DHA / EPA
研究概要

共役脂肪酸の中では、リノール酸の構造異性体である共役リノール(CLA)がよく研究されている。しかし、CLAの研究は、9c,11t-CLAと10t,12c-CLAの異性体を用いたものが大半を占めており、それ以外の異性体に関してはほとんど研究されていない。一方、共役脂肪酸以外の脂肪酸としては、トランス型脂肪酸がよく知られている。トランス型脂肪酸は油脂加工中に生成し、その生理作用として、心疾患や動脈硬化症を引き起こすということが報告されている。このような負の生理作用からトランス脂肪酸は欧米各国で着目されている。そこで本研究では、これまで生理作用が明らかとなっていない、トランス型かつ共役のリノール酸、9t,11t-CLAに着目して研究を行なった。
これまでのCLAの生理作用に関する報告は、抗癌・抗肥満に関するものが主であり、それ以外の研究は盛んには行なわれていない。そこで本研究では、マウス脾臓細胞を用いて、CLAの免疫システムに及ぼす影響についての検討を行なった。
また、これまでの脂肪酸を用いた細胞および動物実験は、ほとんどがエタノールまたはジメチルスルホキシド中に脂肪酸を分散させる手法、もしくはアルブミンとの複合体を調製する手法を用いて行なわれてきた。しかし、本研究では、エタノール中に脂肪酸を分散させる手法と共に、新たに、細胞膜と同じ構造を持つリポソーム中に脂肪酸を分散させる手法を用いた。その結果、エタノール中に脂肪酸を分散させる手法と比較して、リポソーム中に脂肪酸を分散させた方が、細胞に対する感受性が強く現れた。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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