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占領下日本の子供漫画についての表象文化論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04J09935
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 美学・美術史
研究機関東京大学

研究代表者

宮本 大人  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード子供 / 漫画 / 占領期 / GHQ / 検閲 / プランゲ文庫 / 赤本 / 描き版
研究概要

研究初年度となる本年度は、国内の公的機関での対象時期の子供向け漫画単行本・および漫画掲載雑誌の所蔵状況を把握し、その全体像の概観に努めた。プランゲ文庫所蔵の占領期新聞雑誌のマイクロフィッシュを有する国立国会図書館憲政資料室を始め、国際こども図書館、大阪府立大阪国際児童文学館の3館について、当該時期の所蔵資料を閲覧するとともに、漫画単行本については詳細な書誌データベースの作成を行なった。また、科学研究費補助金によって公的機関に所蔵のない資料の購入を行い、これについても上記書誌データベースの中に組み入れた。また、国立国会図書館憲政資料室所蔵の、GHQ関連資料の調査も並行して継続中である。
また、上記機関のほかに、さいたま市立さいたま漫画会館所蔵の、漫画家・松下井知夫氏の関連資料(作品掲載誌、単行本、原画等)の調査を行い、資料の写真撮影、およびフィルムのデジタル化・CD-ROMへの焼付けを行なった。
関係者への聞き書き調査は、漫画家・田中正雄氏、漫画家・西上ハルオ氏に対して行なった。当時多くの描き下ろし単行本を大阪の「赤本」系版元から出していた田中氏からは、自作の一つが検閲によって「不適切」とされたこと(とそれを当人がご存じなかったこと)を中心に当時の仕事についてお話を伺った。当時大阪で漫画単行本の製版を手がける業者に勤めていた西上氏からは、いわゆる「描き版」の製版工程を中心に、当時の大阪の「赤本」漫画単行本の製版・印刷・出版業界の事情について、お話を伺った。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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