研究課題/領域番号 |
04J10375
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渡辺 順子 (西原 順子) 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | TGF-β / DLG / APC / Wnt / NET1 |
研究概要 |
TGF-βスーパーファミリーシグナルは他の様々なシグナルとのクロストークが報告されておりWntシグナルもその1つである。そこで、Wntシグナルの構成因子の1つであるAdenomatouspolyposis coli (APC)の結合因子として同定され、癌抑制因子として働いていると考えられているDorosophila discs large tumor suppression protein(DLG)の生体での機能を明らかにすることを目的とし、研究を行ってきた。これまでの本研究室の研究によりSfrp2がDLGのターゲット遺伝子であり、転写因子であるRunxにより転写が調節されている事が解明された。そこで実際に生体内でもこの分子メカニズムが重要である事を示すためにDLGノックアウトマウスの組織でSfrp2の発現の変化を検討したが、明らかな差は観られなかった。その他、DLGノックアウトマウス由来のMEF細胞ではWntシグナル構成因子であるβ-cateninの発現が上昇し、細胞運動能が亢進していた。この現象がSfrp2の発現量の差によるのか、またはAPCなど他の分子を介した現象なのかは今後の課題である。さらに、DLGノックアウトマウスで異常の観られる心臓の細胞を培養し、細胞運動能を検討したが、野生型との間で明らかな差は観られなかった。
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