研究課題/領域番号 |
04J10474
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小宮 京 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 日本政治史 / 戦後政治 / 鳩山一郎 / 自由民主党 |
研究概要 |
(1)鳩山一郎の伝記的研究でもあるため、周辺資料、鳩山内閣関係者のご遺族へも働きかけた。次に、自由党系のみならず第二保守党系といった諸政党に関しても資料収集をすすめた。第1年目に引き続き、積極的に資料収集をすすめ、今年度も政党機関紙について集中的に収集を考えていたが、成果はうまくあがらなかった。以上が文書資料に関する状況である。 (2)次に、近年盛んになっているオーラルヒストリーの手法や成果を積極的に取り入れた。第1年目に引き続き、ご遺族のみならず、戦後の証言者と言える政治家、政治記者を対象に、積極的にインタビューを試みた。 (3)以上の資料や方法を使用し、戦後の鳩山一郎の政治行動、特に第1年目に十分な考察を加えられなかった鳩山と第二保守党系との関係を中心に研究をすすめた。その結果、鳩山を戦後史の中で位置づける作業が進んだ。なお、鳩山に限らず、第二保守党系のリーダーであった、芦田、重光といった政治家についても、第二保守党系の研究とともに考察を深めた。 (4)第2年度は博土論文執筆を優先した。そのため発表や論文の公刊等は後回しとなり、特に学会発表等は行っていない。 (5)第1年目に不十分であった部分を、第2年目は集中的に研究した。主に第二保守党系と鳩山との関係に関しての考察である。戦後の鳩山の足跡をほぼ明らかに出来た。残る課題は、若干の足りない部分を補い、博士論文として結実させるだけである。また、第二保守党系の研究は大きな進捗を見た。 (6)「鳩山一郎と戦後政治 自由民主党の成立」という研究課題であり、まず、戦後政治における鳩山一郎の政治活動と業績については、従来議論されていない側面も含めて明らかにした。次に、自由民主党の源流となった諸政党の研究を進めたことで、従来明らかでなかった点、戦前と戦後の政党の比較を行い、特に政党組織について明らかにした。
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