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ASTRO-E2衛星を用いた星間空間におけるエネルギー解放機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04J10679
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 物性Ⅰ
研究機関東京大学

研究代表者

高橋 弘充  東京大学, 大学院・理学系研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード「すざく(Astro-E2)」衛星 / HXD検出器 / CPU部 / X線観測 / 星間空間 / エネルギー解放機構 / 銀河リッジ放射 / 低質量X線連星系 / Astro-E2衛星
研究概要

本年度は、1.昨年7月に打ち上げられた「すざく(Astro-E2)」衛星の地上および軌道上における性能実証、2.「すざく」による近傍銀河の観測計画の立案、3.観測した銀河からの銀河リッジ放射(GRXE)の検出とその分析、の3項目を行った。
1.私は「すざく」衛星に搭載されているHXD検出器のCPU部を責任担当しており、7月の打ち上げ前に万に一つの不具合もないことを確かめた。打ち上げ後は衛星の運用に参加するとともに、HXDの健康診断を日々おこなうための簡易ソフトウェアを作成した。また観測データを解析するためのソフトウェア群も改良している。
2.昨年度のうちに「すざく」が初期観測する天体は決まっていたが、衛星の不具合のためすべてキャンセルになった。これをうけて私はあらためて近傍銀河NGC2403の観測計画を立案した。この提案は無事に採択され、この3月下旬に観測されることが決まっている。さらに私は、我々にもっとも近い通常銀河であるアンドロメダ銀河(M31)の観測を、「すざく」の公募観測にも提案している。この提案が採択されれば、来年度中に観測されることになる。
3.「すざく」衛星が我々の銀河系の中心領域とリッジ領域を観測したデータを解析している。この詳細なスペクトルデータだけからでもGRXEの物理量をかつてない精度で決定できている。比較対象となる近傍銀河の観測は、「すざく」の打ち上げ遅延などにともなって来年度に持ち越しとなったが、今後のデータ解析にそなえ、バックグラウンドとなる低質量X線連星系のエネルギースペクトルを詳細に解析し、その結果を日本天文学会の年会で発表した。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] XMM-NEWTON AND CHANDRA OBSERVATIONS OF THE CENTRAL REGION OF M312004

    • 著者名/発表者名
      HIROMITSU TAKAHASHI ET AL.
    • 雑誌名

      ASTROPHYSICAL JOURNAL 615

      ページ: 242-252

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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