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植物の発生、抵抗性反応におけるNMDの機能に関する解析

研究課題

研究課題/領域番号 04J10986
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 機能生物化学
研究機関東京大学

研究代表者

堀 孝一  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードNonsense mediated mRNA decay / 選択的スプライシング / RNA代謝
研究概要

前年までに行ったNonsense mediated mRNA decay (MD)によって分解されている遺伝子(NMD標的遺伝子)の予測とAtUPF3遺伝子のNMDへの関与の結果をまとめ、Plant Journalへの報告を行った。その結果をふまえNMDに関与することが期待されるAtUPF1,AtUPF2とAtUPF3遺伝子の相互作用の解析を、免疫沈降実験によって行った。その結果大腸菌で発現した部分長AtUPF1とAtUPF2はそれぞれ、植物体で発現したAtUPF3と相互作用していることが確認でき、AtUPF1,AtUPF2,AtUPF3は複合体を形成していることが示唆された。次に、AtUPF3と緑色蛍光タンパク質の融合タンパク質の細胞内局在を解析した結果、AtUPF3は核小体および細胞質全般と細胞質に顆粒状の構造として局在していることを明らかにした。さらに3種類のAtUPF3の部分欠失体を作成し、同様に細胞内局在の解析を行った結果、AtUPF3のC末端側2/3が核小体への局在に強く関連していることを示した。またAtUPF3として機能しないことが予測される部分欠失体では全て細胞質の顆粒状の局在が観察されなかったことから、この細胞質における顆粒状構造はNMDにおいて重要な働きをしていることが示唆された。この顆粒状構造はサイクロヘキシミドによってタンパク質翻訳を停止しNMDを阻害すると、すみやかに消失することを発見した。よってこの顆粒状構造はNMDにおけるRNA分解の場であることが期待される。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] UPF3 suppresses aberrant spliced mRNA in Arabidopsis.2006

    • 著者名/発表者名
      Hori K, Watanabe Y
    • 雑誌名

      Plant Journal 43

      ページ: 530-540

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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