研究課題/領域番号 |
04J11659
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡田 太郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 皮膚 / YPCマウス / Sgk3 / 毛包 / SGK3 / SGKL |
研究概要 |
前年度までに研究対象としたYPCマウス(Spk3^<ypc>/Sgk3^<ypc>とは異なるSgk3変異系統であるfuzzy(Sgk3^<fz>/Sgk3^<fz>)マウスと、YPCマウスとの遺伝的・形態学的な比較を行った。 fuzzyマウスはSgk3の第11 exonにpremature termination codonを有していることが確認された。fuzzyにおけるSgk3mRNAの発現は、wild type(WT)およびYPCよりも顕著に少なく、null mutantに近いことが示唆された。一方、YPCにおいては、これまでに示したとおり、SGK3タンパクの発現が確認されている。 YPCとfuzzyは肉眼的な表現系が異なっている。YPCがほぼ貧毛の表現系を示すのに対して、fuzzyはそれほどシビアな貧毛表現形は示さず、特に成熟個体においてYPCよりも長い被毛を示した。 YPCおよびfuzzyをB6系統に最低6世代バッククロスし、双方の毛周期を比較したところ、fuzzyにおいては2回目の成長期(anagen)がYPCよりも顕著に長いことが確認された。成長期は毛を伸張させる期間であることから、上で述べた肉眼的な表現系の違い(被毛の長さの違い)は、2系統間の毛周期の維持能力の差に起因していることが強く示唆された。
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