研究課題/領域番号 |
04J11812
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 仁愛女子短期大学 (2006) 筑波大学 (2005) 京都大学 (2004) |
研究代表者 |
片山 勝茂 仁愛女子短期大学, 幼児教育学科, 講師
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 徳倫理学 / リベラリズム / 価値多元化社会 / 市民性 / 市民性教育 / グローバル化 / 日本:イギリス / 環境教育 / 人格の完成 / 学校選択 / イギリス / 教育目的 / 道徳教育 / 感情 / 美的なもの / 徳 / 幸福 |
研究概要 |
まず、グローバル化の時代における国家と教育のあり方をテーマにした三つの最新の論考を取り上げ、比較検討した上で、価値観の多元化がますます進むグローバル化の時代にふさわしい市民的徳性と市民性教育についての提言を行う研究を行い、その成果を「グローバル化の時代における国家と教育」という論文として発表した。本論文では、市民教育で何らかの社会変革プロジェクトを扱う場合には、そのプロジェクトを批判的に検討する能力も育成すべきことを明らかにした。 また、英米圏の教育哲学研究の現状に照らしながら、これまでの研究について、その背景や具体的な研究成果、進行中の研究の内容などを総括する研究を行い、「価値多元化社会における徳と教育-規範的教育哲学の試み-」という論考にまとめた。 それから、基礎学力を身につけさせるとともに、格差の拡大や階層化の進行を防ぎ、機会均等の実現に寄与するという学校教育の社会的役割に照らして、日本の学校教育の現状を評価する研究を行った。その研究成果を「学校教育の社会的役割」という論考にまとめた。さらに、多文化社会の進展に対する対応として、市民性教育に求められている役割を日英の実践例などをもとに考察し、「多文化社会と市民性の育成」という論考にまとめた。これら二つの論考は、『基礎教育学』という共著の中で発表している。 最後に、幼稚園や保育所といった就学前教育機関において、環境教育を実践する指導者を育成するためのプログラムの開発に協力し、その成果を「幼稚園及び保育所における環境教育の指導者養成プログラムの開発」という共著論文にまとめた。
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