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精子形成関連遺伝子発現プロファイリングの解析と男性不妊に対するテーラーメイド治療

研究課題

研究課題/領域番号 04J53252
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 発生生物学
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

徳田 倍将  藤田保健衛生大学, 大学院・医学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードE-cadherin / 未分化型精祖細胞 / クラスター / c-Kit / c-Ret / GFRα1 / Plzf / 精祖幹細胞 / Notch1 / Notch3 / エレクトロポレーション / BrdU / Busulfan
研究概要

精子形成段階特異的なマーカーをマウスの精巣を使って探索したところ、E-cadherinが基底膜上に接触している平坦な形をした細胞のみで発現していることが分かった。E-cadherin陽性細胞はヘテロクロマチンが存在せず、α6integrin、β1integrin、Ep-CAMを発現していた。精細管のホールマウント抗体染色によりE-cadherin陽性細胞は単独又は少数の細胞がお互いに接触してクラスターを形成しており、そのクラスターの細胞の数は主に2,4,8個であった。これらの結果からE-cadherin陽性細胞は未分化型精祖細胞であることが分かった。未分化型から分化型精祖細胞への転換が起こるステージVII〜VIIIでE-cadherin陽性細胞の大部分がc-Kitを発現し始め、ステージIXになると二重陽性細胞は稀になった。このことからE-cadherinの発現はA_1精祖細胞に分化すると消失することがわかった。精祖幹細胞のマーカーとされているc-RetやGFRα1陽性細胞は全てE-cadherin陽性であり、殆どが単独もしくは2個のE-cadherin陽性細胞で発現していた。またPlzfも全てE-cadherin陽性細胞で発現していた。BrdU取り込み実験からE-cadherin陽性細胞はE-cadherin陰性精祖細胞より細胞周期が非常に長く、busulfanによる精巣の再生実験においてE-cadherin陽性細胞のみが生き残り、その後精子形成が再開されたことから幹細胞の特長を持っていることが分かった。W/W^vマウスにE-cadherin陽性又は陰性細胞を移植したところ、E-cadherin陽性細胞を移植した群のみコロニーを形成したことから精祖幹細胞はE-cadherin陽性細胞の集団に含まれていることが分かった。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 産業財産権 (1件)

  • [産業財産権] 哺乳動物のA型(未分化型)精祖細胞の同定、分離及び/又は回収する方法、ならびに当該細胞の用途に関する。2005

    • 発明者名
      徳田 倍将, 角川 裕造, 丸野内 棣
    • 権利者名
      徳田 倍将, 角川 裕造, 丸野内 棣
    • 産業財産権番号
      2005-328746
    • 出願年月日
      2005-11-14
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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