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転写因子の恒常活性化戦略による遺伝子ネットワークの解明

研究課題

研究課題/領域番号 04J61605
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 基礎ゲノム科学
研究機関東京大学

研究代表者

恩田 美雪  東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード転写因子 / 恒常活性化 / 出芽酵母
研究概要

新規転写因子の機能解析の鍵は標的遺伝子群の網羅的同定であり、転写因子変異株のトランスクリプトーム解析が行われている。しかし転写因子の多くが活性化に上流からのシグナル伝達を必要とするため、活性化刺激を先験的に知ることができない新規転写因子では破壊株や単純な過剰発現株を用いた標的探索には限界がある。我々はこの問題を克服するために、転写因子のDNA結合ドメインをVP16転写活性化ドメインとキメラ化することで恒常活性化して標的遺伝子の発現を強制誘導する戦略を考案し、出芽酵母Zn2Cys6型転写因子をモデルにキメラ化とマイクロアレイによる発現解析の結果からこの戦略が上流活性化シグナルが不明の場合でも下流標的遺伝子の検索を可能にするものであることを実証してきた。
本年度我々は典型的なZn2Cys6型転写因子のドメイン構造を持たないUME6、RDR1についてキメラ化と発現解析を試みた。その結果有糸分裂サイクルで作用するリプレッサーであるUME6についても標的遺伝子群の高発現が観察された。また、薬剤耐性に関与するリプレッサーであるRDR1についてはごく少数の標的遺伝子のみが知られていたが、キメラ化により今までに報告されていない標的遺伝子群を同定することができた。以上の結果から本戦略がリプレッサーに対しても有効であることが示され、他のZn2Cys6型転写因子へのキメラ化戦略の拡張が可能であることが示された。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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